本がすき
私はずっと読書が好きだから本が好きだと思っていたんだけど、どうやらちょっと違うかな、というような気にもなってきた。
本=読み物として愛しているというよりは、本という物体そのものが好きだな~という感じ。
中身を愛しているというより外見を愛しているというか。
性格より顔、顔というよりは人間そのものが好き、みたいな。
うまくたとえられないな・・・
まあいいか・・・
以前は中身を愛してやまないと思っていたんだけど、ネットで文章を読むことが圧倒的に増え、「読みたい」欲はそちらで満たされるようになった。
ツイッターでいろいろな人のつぶやきを見始めてからはさらに顕著で、手軽に読みたい欲が満たされるので、本を文字を読むこと目当てで読むことは無くなった。
それでも本を買うのはやめられず、家にはどんどん本が増えていく。
増えては厳選して処分しを繰り返すので、電子書籍も買っているけど、実感としてはやはり紙媒体の方が好みだと思う。
電子書籍には本が増えていかないこと、所持してる本の確認が楽なこと、持ち歩きに便利なことなど利点も多くあるんだけど、
どうしても記憶に残りづらいのと、どこらへんまで読んだのかがわかりづらいこと、感覚として「本を触って読んでいる」実感が少ない。
どうしてもネットの延長みたいな位置づけになってしまう。
とここまで書いて、自分が本を読むときは内容を読むだけじゃなくて、本を読んでいる!という実感込みで楽しんでるんだなということに気づいた。
目でどのくらいまで読んだとわかること、どのくらいの重さでどういう手触りか。
結構大事だったんだな。
いままで気づかずにいたのかよ、って話だけど。
よく、「好きな小説家さんは?作家さんは?」という質問にちゃんと答えられなくて、恥ずかしいなと思っていたけど、自分が本を読むことで重視していたのはそこじゃなかったんだな。
恥ずかしがらず、本が好きってきもちはちゃんと持っていよう。
そして紙でも電子でも、これからもたくさん本に触れたいな。
とはいえ、好きな小説がほしいのも事実・・・
いつからか実用書とか自己啓発みたいな本ばっかり読んでたので、また少しずつ小説も読んで見よう。